SNSで治療について投稿したら、「抗がん剤なんてやめた方がいい」「抗がん剤は毒だ」「この療法なら治る」などと、知らない人から突然コメントが来た。 心配して言っているのかもしれない。でも、治療中にこんなコメントが続けば、読むだけでも疲れてしまいます。 まず覚えておきたいのは、あなたには、その人と抗がん剤について議論する義務はないということです。...
家族から突然、「もう抗がん剤はやめてほしい」と言われた。「そんなにつらそうなのに、まだ続けるの?」「抗がん剤は体に悪いんじゃない?」「別の治療を探した方がいいよ」。自分では治療を続けようと思っていても、大切な家族から言われると心が揺れることがあります。...
SNSで流れてきたがんの情報。たくさん「いいね」がついていたり、何度もシェアされていたりすると、「これだけ広まっているなら本当なのかな」と思ってしまうことがあります。ところが、日本語のTwitter(現在のX)に投稿されたがん情報を調べた研究では、少し気になる結果が出ています。...
タイムラインに「〇〇でがんが治る」と出会い、驚きと不安でついシェアしそうになった経験はありませんか。誤情報が広がる背景には「人の心理」と「SNSの仕組み」が重なって作用しているためで、誤情報が広がる背景には「人の心理」と「SNSの仕組み」が重なっていて、「だまされる人が悪い」という単純な話ではありません。...
初めての抗がん剤の日。「病院に着いたら、いきなり点滴?」「全部でどのくらいかかる?」「点滴中は何をしていればいい?」と、治療そのものだけでなく、一日の流れが分からないことも不安のひとつです。 外来で抗がん剤治療を受ける場合、一般的には検査や診察をして、その日の治療が可能か確認してから点滴へ進みます。...
結論から言うと、はい。森林浴の後に、NK(ナチュラルキラー)細胞の活性などが上昇したことを示すヒト研究があります。 ただし、ここでいうのは「免疫機能の一部に変化が観察された」という意味です。「免疫力全体が上がる」「がんが縮小する」という意味ではありません。 では、森林浴について実際にどんなことが研究されているのでしょうか。...
高価な健康食品やサプリに頼らなくても、手近な食材と少しの工夫で食事の質を上げられます。まずは買い物前に家のストックを短時間で確認するのが始めやすい一歩です。この記事では、手元の材料を無駄なく使い、調理の手間を抑えながら主食・たんぱく質・野菜のバランスを整える具体例を示します。...
治療中の家族が、いつもより食べなくなった。好きだった料理にも手をつけないと、心配になります。「何か食べてほしい」と思う一方で、何度も勧めてよいのか迷うこともあるでしょう。 食事が進まない理由は、「食欲がない」だけとは限りません。食べたい気持ちはあっても、味が違って感じたり、口が痛かったり、少し食べるだけでおなかが苦しくなったりすることがあります。...
治療を始めてから、友達に食事や遊びに誘われることが減った。「気を遣ってくれているのかもしれない」と思っても、これまで届いていた誘いがなくなると、寂しく感じることがあります。 治療中でも、体調がよくて出かけたい日もあれば、家で休みたい日もあります。その日の自分に合う形で友達とつながるには、どうしたらよいでしょうか。...
がんについて調べていると、「5年生存率」「10年生存率」「余命」といった数字を目にすることがあります。もちろん、こうした数字は大切な情報です。でも、数字だけをずっと見ていると、自分のこれからまで数字で決められてしまったような気持ちになることもあります。...
医師から「余命は○か月くらいです」「○年程度かもしれません」と言われたら、その数字が頭から離れなくなるかもしれません。 「3か月と言われたら、本当に3か月後までしか生きられないの?」「予想より長く生きる人がいるのはなぜ?」 結論からいうと、医師から伝えられる「余命」は、人生の期限を示すものではありません。...
鮮やかな色の紙から、植物や人、星のような形をはさみで切り出していく――。アンリ・マティスの晩年を代表する「切り紙絵(cut-outs)」は、20世紀美術を代表する作品群のひとつです。その制作が大きく発展したのは、マティスが70代になり、大きな病気と手術を経験した後のことでした。...
「走ったらウィッグがずれそう」「ダンスで回転したら飛んでいかない?」「ジムで汗をかいても大丈夫?」 治療でウィッグを使うことになっても、ランニングやジム、ダンスなど、好きだったスポーツを続けたい人はいると思います。普段の外出では問題なくても、走る、跳ぶ、回るとなると、さすがにちょっと心配です。 では、「絶対にずれないウィッグ」はあるのでしょうか。...
風が強い日の外出。「今日、ウィッグ大丈夫かな……」と気になることがありますよね。特に駅のホームやビルの間など、突然強い風が吹く場所ではちょっとドキドキします。 残念ながら「これをすれば絶対に飛ばない!」という方法はありません。でも、ウィッグをきちんとフィットさせたうえで、ウィッググリップやテープなどを組み合わせることで、...
がんの生存率を調べていて、「最新のデータ」と書いてあるのに、よく見ると対象になっている患者さんが10年近く前に診断された人たちだった。「古いデータしかないじゃん……。これを今の自分に当てはめていいの?」と思うかもしれません。 結論からいうと、過去の生存率は大切な統計ですが、...
「ステージ4 余命」「○○がん 余命」。不安になって検索してみたら、「5年生存率30%」「生存期間中央値12か月」といった数字が出てきて、頭から離れなくなってしまった。そんな経験をする人は少なくないと思います。でも、まず知っておきたいことがあります。 ...
治療が始まる前は、副作用がどのくらい出るのか、いつもの生活をどの程度続けられるのか、まだ分からないことがたくさんあります。 だから、仕事も家事も今のうちに全部組み替えておかなければ――と考えなくて大丈夫です。 治療前にやっておきたいのは、完璧な準備ではなく、...
複数の治療法を提示されると、「結局どれが一番いいの?」と迷うかもしれません。 ただ、選択肢が複数あることは、必ずしも「医師にも分からない」という意味ではありません。医学的に複数の選択肢が考えられ、その中から効果や副作用、生活への影響などを含めて検討する場合があります。...
点滴の最中、ふと「ピコピコ」と音が鳴ると、思わずドキッとしますよね。「薬が入っていない?」「何か起きた?」と気になるかもしれません。 機械のアラームには、点滴が予定の量まで進んだことを知らせるものもあれば、管や機械の状態を確認してほしいと知らせるものもあります。音が鳴っただけで重大なことが起きたとは限りません。...
「体にいいらしいよ」と健康食品を渡されたとき、相手の気持ちはありがたくても、どう返事をすればいいか迷うことがあります。はっきり断ると角が立ちそうで、その場では受け取る人も多いでしょう。 お礼を言って受け取ることと、実際に飲むことは別です。その場で使うと約束したり、飲むかどうかを決めたりする必要はありません。...




















