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治療を知る

検査結果の言葉、治療法の違い、費用や制度。診察で聞いた話をあとから調べようとして、どこから読めばいいか迷うこともあります。このカテゴリーでは、治療を考えるうえで知っておきたい情報を整理し、次の診察で質問するための手がかりを集めています。

「cancer(カニ)」という名前はどこから来た? 古代ギリシャから日本語の「がん」までの言葉の旅

英語で「がん」を意味する cancer。実はこの言葉、もともとの意味は「カニ」です。星座のかに座も英語では Cancer。病気のがんと、空に浮かぶカニが、同じ名前を持っています。 なぜ、がんが「カニ」なのでしょうか。「腫瘍から伸びる血管がカニの脚に見えたから」という説明を聞いたことがあるかもしれません。でも、この名前の歴史をたどってみると、それだけではありません。...

古代にも「がん治療」はあった? エジプト・ギリシャ・ローマの記録から

古代エジプトの医学書には、乳房にできた腫れについての記録が残っています。古代ギリシャでは、腫瘍を「蟹」を意味する言葉で呼ぶようになり、それが現在の「cancer」という言葉につながりました。 顕微鏡も画像検査もなかった時代、人々はがんのような病気をどう見て、どう理解し、どう治療しようとしていたのでしょうか。...

がんはいつから存在していた?人類とがんの長い歴史

ニュースで「がんの患者数が増えている」と聞くと、ふと思うことがあります。がんは、今の時代になって生まれた病気なのだろうか、と。 答えは「いいえ」です。3000年以上前の人の骨や、3500年ほど前のエジプトの医学書に、がんを思わせる痕跡が残っています。ただし、当時はもちろん、今のように「がん」と診断できたわけではありません。...

サイコオンコロジー(精神腫瘍学)って何? がんと心を支える医療

検査の前の晩、布団に入っても頭が冴えてしまう。結果のことを考え始めると止まらない。そんな夜は、がんの治療中にはめずらしくありません。 サイコオンコロジー(精神腫瘍学)は、そんな気持ちのつらさを「がん医療の一部」として一緒に考える分野です。深刻な状態になってからだけでなく、眠れない、不安が続く、なんとなく気持ちが沈むといった心のつらさも支援の対象になります。...

ハイパーサーミア(温熱療法)ってどんな治療?怪しい治療とは違う?

医療用のハイパーサーミア(温熱療法)は、実際にがん治療として研究・臨床で使われている治療法です。日本でも診療ガイドラインが作られ、がんの種類や状況ごとに、単独または放射線治療・化学療法などとの併用について検討されています。...

手術・薬物療法・放射線治療で生活はどう変わる?

がんの治療が始まると聞いたとき、「仕事は続けられる?」「家事はできる?」「毎日病院へ行くの?」など、治療そのものと同じくらい、その後の生活が気になることがあります。 手術、薬物療法、放射線治療では、生活への影響の出方が少しずつ違います。...

手術後、最初に目が覚めたとき何がついている?

手術室で麻酔が始まり、気づいたら手術は終了。でも目を開けてみると、顔には酸素マスク、腕には点滴、胸には何かのシール、足には見慣れない機械……。「こんなにいろいろついているの?」と驚くかもしれません。 手術直後は、体の状態を確認したり、薬を入れたり、体液を外へ出したりするため、いくつかの管や機器がついています。何がつけられるかは手術の種類や体の状態によって違いますが、よく使われるものを見てみましょ...

手術室に入ってから麻酔がかかるまで何をする?

手術を受けることが決まっても、意外と想像しにくいのが「手術室に入ってから」のこと。ドラマでは手術台に横になった次の場面にはもう手術が始まっていますが、実際には麻酔で眠るまでにいくつかの準備があります。 病院や手術、麻酔の方法によって順番は変わりますが、一般的な全身麻酔ではどんなことをするのか、手術室に入るところから順番に見てみましょう。...

がんの術前治療・術後治療とは?何が違うの?

がんの治療について説明を受けていると、「まず抗がん剤をしてから手術しましょう」「手術のあとにも薬物療法を行います」と言われることがあります。 「がんがあるなら、先に手術で取った方がいいのでは?」「手術で全部取ったのに、どうしてまた治療するの?」と思うかもしれません。...

治療用品、最初から全部そろえなくていい?

告知を受けて治療が決まると、「入院にはこれが必要」「抗がん剤ならこれも」「脱毛するならウィッグも」と、急に買うものが増えたように感じることがあります。ネットで治療の準備について調べるほど、便利グッズやケア用品が次々と出てきて、「治療が始まる前に全部そろえた方がいいのかな」と焦ってしまうこともあります。...

がん治療中、『免疫力アップ』商品は必要なの?

結論から言うと、がん治療中だからという理由で、「免疫力アップ」と書かれたサプリや健康食品を急いで買う必要はありません。 「治療のために何かできることはないかな」「少しでも体を強くしておきたい」と思うのは自然なことです。 でも、そこで一度確認したいのが、商品に書かれている「免疫力アップって、具体的に何がアップするの?」ということ。...

抗がん剤点滴の後、疲れているのに眠れないのはなぜ?

点滴を終えて体は疲れているのに、その夜はなぜか目がさえる。「こんなに疲れたのに眠れないのはなぜ?」と思ったことはありませんか。 理由の一つとして考えられるのが、点滴前に使うステロイドです。例えば、パクリタキセルの点滴前には、薬への反応を防ぐためにデキサメタゾンを使うことがあります。...

好中球が低いと、体の中では何が起きている?

血液検査で「好中球が低いですね」と言われると、「免疫がなくなってしまった?」「感染症になっている?」と心配になるかもしれません。 好中球は、細菌や真菌などが体に侵入したとき、かなり早い段階で対応する白血球の一種です。そのため好中球が減ると感染に対する初期の防御力が弱くなります。ただし、好中球が低い=免疫がすべて失われた、あるいはすでに感染している、という意味ではありません。...

初めての抗がん剤――当日はどんな流れ?

初めての抗がん剤の日。「病院に着いたら、いきなり点滴?」「全部でどのくらいかかる?」「点滴中は何をしていればいい?」と、治療そのものだけでなく、一日の流れが分からないことも不安のひとつです。 外来で抗がん剤治療を受ける場合、一般的には検査や診察をして、その日の治療が可能か確認してから点滴へ進みます。...

「余命○年」は自分にも当てはまる?検索する前に知っておきたいこと

「ステージ4 余命」「○○がん 余命」。不安になって検索してみたら、「5年生存率30%」「生存期間中央値12か月」といった数字が出てきて、頭から離れなくなってしまった。そんな経験をする人は少なくないと思います。でも、まず知っておきたいことがあります。 ...