「体にいいらしいよ」と健康食品を渡されたとき、相手の気持ちはありがたくても、どう返事をすればいいか迷うことがあります。はっきり断ると角が立ちそうで、その場では受け取る人も多いでしょう。
お礼を言って受け取ることと、実際に飲むことは別です。その場で使うと約束したり、飲むかどうかを決めたりする必要はありません。
その場では、お礼だけでも大丈夫
相手が心配して選んでくれたなら、まずは「ありがとう。気にかけてくれてうれしいよ」で十分です。製品の効果について賛成したり、「飲んでみるね」と約束したりしなくても、感謝は伝えられます。
その場で開けたり飲んだりするよう勧められたら、「主治医に確認しないといけないから、一旦持ち帰るね」など、自分の状況だけを短く伝える方法もあります。説明しづらければ、「ありがとう、あとで見てみるね」でも大丈夫です。
持ち帰ってから、使うかどうかを決めていい
家に持ち帰ったら、まず「自分はこれを使いたいか」を考えてみてください。使いたいと思わなければ、飲まなくて大丈夫です。
一方、使ってみたいと思った場合は、飲み始める前に治療への影響を確認しましょう。製品名、原材料や成分、1日の目安量がわかるパッケージを残しておくと、担当医や薬剤師に相談しやすくなります。写真を撮って見せてもよいでしょう。
健康食品やサプリメントの中には、がんの治療薬に影響したり、予期しない副作用につながったりするものがあります。「食品だから大丈夫」とは判断せず、自分が受けている治療との組み合わせを確認してください。
後から「飲んだ?」と聞かれたら
贈り主から感想を聞かれると、飲んでいないことを言いづらいかもしれません。詳しく説明せず、治療中の決め方を短く伝えるだけでも大丈夫です。
- 「まだ飲んでいないんだ。気にかけてくれてありがとう」
- 「今は新しいものを飲む前に、主治医に確認するように言われているんだ」
- 「主治医から、健康食品は控えるように言われているんだ」
相手が何度も勧めてくる場合も、何度も同じ理由を繰り返し伝えて大丈夫です。贈ってくれた気持ちへの感謝と、飲むかどうかの判断は分けて考えられます。
使ってみたいときは、主治医や担当の薬剤師に相談を
飲んでみたいけれど治療への影響が気になる場合や、すでに飲み始めている場合は、製品の情報を持って主治医や担当の薬剤師に相談してください。主治医に直接言い出しにくければ、看護師やがん相談支援センターに話すこともできます。
贈り主が「ほかの患者さんにもよかった」と言っていても、その製品が今の自分の治療に合うかは別の話です。相手の善意を否定せずに、安全性は主治医や担当の薬剤師に確認できます。
キャンエビのまとめ
- その場ではお礼を言って受け取り、飲むかどうかは後で決めれば大丈夫です。
- 使いたくなければ飲まなくて大丈夫。相手に詳しい理由を説明する必要もありません。
- 使ってみたい場合は、飲み始める前に製品名や成分を主治医や担当の薬剤師に見せて相談しましょう。
- 後から聞かれたら、感謝を伝えたうえで「今は使っていない」と短く答える方法があります。








