点滴の最中、ふと「ピコピコ」と音が鳴ると、思わずドキッとしますよね。「薬が入っていない?」「何か起きた?」と気になるかもしれません。
機械のアラームには、点滴が予定の量まで進んだことを知らせるものもあれば、管や機械の状態を確認してほしいと知らせるものもあります。音が鳴っただけで重大なことが起きたとは限りません。近くの看護師が気づいて対応に来るまで、機械に触らず、そのまま少し待っていて大丈夫です。
「ピコピコ」が鳴る主な理由
機種によって表示や働きは異なりますが、例えば次のような理由でアラームが鳴ります。
- 点滴が完了した:薬液の交換や点滴終了の確認が必要になったときの知らせです。「もう終わりかな?」というタイミングで鳴ることもあります。
- チューブの流れが妨げられた:管が曲がったり、途中が押されたりして、薬液が流れにくくなった場合です。機械が圧力の変化を検知して知らせることがあります。
- 管の中の空気を検知した:機械が管の状態を確認するよう知らせます。アラームが鳴ったことだけで、空気が体内に入ったという意味ではありません。
- 点滴を送り出すときの圧力に変化があった:管や点滴部位などをスタッフが確認する必要があります。患者が音だけで原因を判断することはできません。
- 電池が少なくなった、電源の確認が必要になった:点滴そのものとは別に、機械の状態を知らせるアラームもあります。
鳴ったら、自分で止めたり直そうとしたりしなくて大丈夫
アラーム音が鳴ったり、点滴が終わったように見えても、機械のボタンを押したり、チューブを引っ張ったりしないでください。原因を確認して対応するのはスタッフの仕事です。
すぐ近くに看護師がいて音に気づいているなら、まずはそのまま待っていて大丈夫です。ときどき『あれ、来ないな』と思うことがあります。これは現場の優先順位に基づくもので、すぐ来られない場合でも基本的には安全に管理されています。
一方、スタッフが気づいているか分からないときや、長い間待っても来ないときは、ナースコールで「点滴の機械が鳴っています」と知らせて構いません。機械のアラームがどのようにスタッフへ伝わるかは、病院の設備や運用によって異なります。
体調に変化があるときは、遠慮なく看護師に知らせて
針の周りが痛い、ピリピリする、赤い、腫れているといった変化があれば、強い痛みになるまで待たずに看護師へ伝えてください。急な息苦しさ、胸の苦しさ、強いめまいなどがあるときも、すぐに知らせましょう。
アラームが鳴っているかどうかは関係ありません。「こんなことで呼んでいいのかな」と迷わず、体に起きていることを伝えて大丈夫です。
キャンエビのまとめ
- 点滴の機械は、予定量に達したときや、薬液の流れ、管、電源などを確認する必要があるときに鳴ることがあります。
- 看護師が音に気づいて対応に来る場合は、機械に触らず少し待っていて大丈夫。気づいているか分からないときや、しばらく待っても来ないときはナースコールで知らせて構いません。
- 針の周りの痛みや腫れ、急な息苦しさなど、体に変化があれば音の有無にかかわらずすぐに伝えてください。
参考資料
- BD BodyGuard ポンプのアラームに関する説明(アラーム原因の一例。病院で使う機種とは異なる場合があります)
- 血管外漏出|横須賀共済病院(点滴中に針の周囲の変化を知らせる目安)








