がんと診断されたとき、家族や友人にどう伝えればいいのか、迷う人もいるでしょう。心配をかけたくない、まだ自分でも気持ちの整理がついていない、詳しく聞かれても答えられない。そもそも、誰かに話すこと自体がつらい場合もあります。...
副作用を伝えることには、生活を守る手がかりになる力があります。外来で抗がん剤治療を受ける人を対象にしたBaschらの試験(2017年、JAMA)では、症状を定期的に報告する仕組みを使った人たちで、生活の質(QOL)がよい状態に保たれやすく、救急受診や入院が少なく、治療を続けられた期間も長いという結果が出ました。...
抗がん剤治療を受けていると、吐き気やだるさ、手足のしびれなど、さまざまな副作用が現れることがあります。ところが、診察室では「特に変わりありません」と答えてしまうことも。「このくらいなら我慢できる」「副作用を伝えたら薬を減らされるかもしれない」と考えて、症状を伝えるのをためらう人もいるのではないでしょうか。...
SNSで治療について投稿したら、「抗がん剤なんてやめた方がいい」「抗がん剤は毒だ」「この療法なら治る」などと、知らない人から突然コメントが来た。 心配して言っているのかもしれない。でも、治療中にこんなコメントが続けば、読むだけでも疲れてしまいます。 まず覚えておきたいのは、あなたには、その人と抗がん剤について議論する義務はないということです。...
家族から突然、「もう抗がん剤はやめてほしい」と言われた。「そんなにつらそうなのに、まだ続けるの?」「抗がん剤は体に悪いんじゃない?」「別の治療を探した方がいいよ」。自分では治療を続けようと思っていても、大切な家族から言われると心が揺れることがあります。...
治療を始めてから、友達に食事や遊びに誘われることが減った。「気を遣ってくれているのかもしれない」と思っても、これまで届いていた誘いがなくなると、寂しく感じることがあります。 治療中でも、体調がよくて出かけたい日もあれば、家で休みたい日もあります。その日の自分に合う形で友達とつながるには、どうしたらよいでしょうか。...
「体にいいらしいよ」と健康食品を渡されたとき、相手の気持ちはありがたくても、どう返事をすればいいか迷うことがあります。はっきり断ると角が立ちそうで、その場では受け取る人も多いでしょう。 お礼を言って受け取ることと、実際に飲むことは別です。その場で使うと約束したり、飲むかどうかを決めたりする必要はありません。...
「治療中なのに誘ったら負担かな」「食事に行っても、食べられないものがあるかもしれない」。友達を思うほど、声をかけるのをためらうことがあります。 誘っても大丈夫です。ただ、会えるかどうかは、その日の体調や気持ちによって変わります。「会いたい」という気持ちを伝えながら、断ったり、予定を変えたりしやすい誘い方を考えてみましょう。...
家族や知人から「○○でがんが治った人を知っている」と聞かされることがあります。心配して教えてくれる人もいますが、何度も勧められたり、今の治療を否定されたりして、負担に感じることもあるでしょう。一人の「治った」という体験だけでは、その方法にがんを治す効果があるとは判断できません。...









