治療を始めてから、友達に食事や遊びに誘われることが減った。「気を遣ってくれているのかもしれない」と思っても、これまで届いていた誘いがなくなると、寂しく感じることがあります。
治療中でも、体調がよくて出かけたい日もあれば、家で休みたい日もあります。その日の自分に合う形で友達とつながるには、どうしたらよいでしょうか。
誘われなくなった理由は、相手に聞くまで分からない
友達は「治療中に誘ったら負担になるかも」と迷っているのかもしれません。以前に誘いを断られて、しばらく声をかけないほうがよいと思っている可能性もあります。もちろん、相手自身が忙しい場合もあります。
理由は一つとは限りません。それでも、誘いが減って寂しいという気持ちは、そのまま大切にしてよいものです。「気遣いだろうから寂しがってはいけない」と考える必要はありません。
「また誘ってね」と伝えてみる
これまでどおり声をかけてほしい相手には、今の気持ちを短く伝える方法があります。
「体調が合えば行きたいから、また誘ってくれるとうれしい」
「行けない日もあるけど、声をかけてもらえるのはうれしいよ」
治療のことを詳しく説明しなくても大丈夫です。「誘ってもらえるとうれしい」「難しい日は自分から伝える」という二つが分かるだけでも、友達は声をかけやすくなるかもしれません。
会いたいと思ったら、自分から誘ってもいい
「誘ってほしい」と伝えるだけでなく、自分から連絡してみるのも一つの方法です。近くでお茶をする、短い時間だけ会うなど、その日にできそうなことを提案できます。
「最近どうしてる? 今度、近くでお茶しない?」
「今週は体調がいいから、都合が合えばランチに行かない?」
食事をする気分ではないなら、散歩や電話でも構いません。先の予定が立てにくいときは、「予定は近くなってから決めたい」と添えると、自分も約束しやすくなります。
友達からの返事がすぐに来なかったり、予定が合わなかったりすることもあります。一度の返事だけで、相手の気持ちを決めつけなくて大丈夫です。
予定を変えたくなっても、友達づきあいは続けられる
約束したあとで体調が変わり、会うのが難しくなることもあります。そのときは、分かった時点で伝えれば大丈夫です。
「楽しみにしていたけど、今日は休みたいな。また体調のいい日に会えたらうれしい。」
逆に、短時間なら会えそうなときは、「ランチは難しいけど、近くで30分だけお茶しない?」と提案することもできます。会える時間の長さと、友達を大切に思う気持ちは別です。
寂しさを、一人で抱え続けなくていい
友達に気持ちを伝えたり、自分から誘ったりする余裕がない日もあります。寂しさが続いてつらいときは、身近な人や病院のがん相談支援センターに話してみることもできます。何か解決策を決めるためだけでなく、今の気持ちを言葉にするために相談しても大丈夫です。
キャンエビのまとめ
- 治療を始めて誘いが減り、寂しく感じるのは自然なことです。友達が誘わなくなった理由は、一人で考えすぎないようにしましょう。
- 声をかけてほしい相手には、「行けない日もあるけど、また誘ってね」と伝えられます。
- 会いたいときは、自分から短いお茶などに誘う方法もあります。
- 予定が変わることも含めて、今の自分に合う形で友達と付き合っていけます。








