
がんと言われたばかりの方へ
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治療中の家族が、いつもより食べなくなった。好きだった料理にも手をつけないと、心配になります。「何か食べてほしい」と思う一方で、何度も勧めてよいのか迷うこともあるでしょう。 食事が進まない理由は、「食欲がない」だけとは限りません。食べたい気持ちはあっても、味が違って感じたり、口が痛かったり、少し食べるだけでおなかが苦しくなったりすることがあります。...
治療を始めてから、友達に食事や遊びに誘われることが減った。「気を遣ってくれているのかもしれない」と思っても、これまで届いていた誘いがなくなると、寂しく感じることがあります。 治療中でも、体調がよくて出かけたい日もあれば、家で休みたい日もあります。その日の自分に合う形で友達とつながるには、どうしたらよいでしょうか。...
がんについて調べていると、「5年生存率」「10年生存率」「余命」といった数字を目にすることがあります。もちろん、こうした数字は大切な情報です。でも、数字だけをずっと見ていると、自分のこれからまで数字で決められてしまったような気持ちになることもあります。...
医師から「余命は○か月くらいです」「○年程度かもしれません」と言われたら、その数字が頭から離れなくなるかもしれません。 「3か月と言われたら、本当に3か月後までしか生きられないの?」「予想より長く生きる人がいるのはなぜ?」 結論からいうと、医師から伝えられる「余命」は、人生の期限を示すものではありません。...
鮮やかな色の紙から、植物や人、星のような形をはさみで切り出していく――。アンリ・マティスの晩年を代表する「切り紙絵(cut-outs)」は、20世紀美術を代表する作品群のひとつです。その制作が大きく発展したのは、マティスが70代になり、大きな病気と手術を経験した後のことでした。...
「走ったらウィッグがずれそう」「ダンスで回転したら飛んでいかない?」「ジムで汗をかいても大丈夫?」 治療でウィッグを使うことになっても、ランニングやジム、ダンスなど、好きだったスポーツを続けたい人はいると思います。普段の外出では問題なくても、走る、跳ぶ、回るとなると、さすがにちょっと心配です。 では、「絶対にずれないウィッグ」はあるのでしょうか。...
風が強い日の外出。「今日、ウィッグ大丈夫かな……」と気になることがありますよね。特に駅のホームやビルの間など、突然強い風が吹く場所ではちょっとドキドキします。 残念ながら「これをすれば絶対に飛ばない!」という方法はありません。でも、ウィッグをきちんとフィットさせたうえで、ウィッググリップやテープなどを組み合わせることで、...
がんの生存率を調べていて、「最新のデータ」と書いてあるのに、よく見ると対象になっている患者さんが10年近く前に診断された人たちだった。「古いデータしかないじゃん……。これを今の自分に当てはめていいの?」と思うかもしれません。 結論からいうと、過去の生存率は大切な統計ですが、...
「ステージ4 余命」「○○がん 余命」。不安になって検索してみたら、「5年生存率30%」「生存期間中央値12か月」といった数字が出てきて、頭から離れなくなってしまった。そんな経験をする人は少なくないと思います。でも、まず知っておきたいことがあります。 ...
治療が始まる前は、副作用がどのくらい出るのか、いつもの生活をどの程度続けられるのか、まだ分からないことがたくさんあります。 だから、仕事も家事も今のうちに全部組み替えておかなければ――と考えなくて大丈夫です。 治療前にやっておきたいのは、完璧な準備ではなく、...
複数の治療法を提示されると、「結局どれが一番いいの?」と迷うかもしれません。 ただ、選択肢が複数あることは、必ずしも「医師にも分からない」という意味ではありません。医学的に複数の選択肢が考えられ、その中から効果や副作用、生活への影響などを含めて検討する場合があります。...
点滴の最中、ふと「ピコピコ」と音が鳴ると、思わずドキッとしますよね。「薬が入っていない?」「何か起きた?」と気になるかもしれません。 機械のアラームには、点滴が予定の量まで進んだことを知らせるものもあれば、管や機械の状態を確認してほしいと知らせるものもあります。音が鳴っただけで重大なことが起きたとは限りません。...
「体にいいらしいよ」と健康食品を渡されたとき、相手の気持ちはありがたくても、どう返事をすればいいか迷うことがあります。はっきり断ると角が立ちそうで、その場では受け取る人も多いでしょう。 お礼を言って受け取ることと、実際に飲むことは別です。その場で使うと約束したり、飲むかどうかを決めたりする必要はありません。...
治療中、掃除や洗濯まで手が回らない。「家事代行を頼みたいけれど、贅沢かな」と迷うこともあるかもしれません。 家事代行を使うかどうかは、贅沢かどうかだけで決めなくて大丈夫です。今つらい家事を減らせるか、費用を出せるか、家に人を迎えることが負担にならないか。自分の状況に合わせて考えてみましょう。...
食事作りは、献立を考える・買う・調理する・片付けるという四つの仕事の集合です。治療や体調のせいで気力や体力が落ちると、一人で毎日これらを回すのはとても大変になります。 この記事では、『何を食べるか』ではなく『作る役割をどう減らすか』に絞って、今すぐ使える具体案と頼み方の言葉を紹介します。...
最初から「続ける」「休む」をはっきり決める必要はありません。 まずは、短い判断メモで治療予定と体調の波、仕事の負担、利用できそうな制度、働きたい理由を整理することと、そのメモを基に主治医や職場へ相談するのがおすすめです。 この記事は、そのための書き方、伝え方、制度の入口と行動リストを具体的に示します。...
検索やSNSで医療に関する記事を見て、胸がざわついたり不安になったことはありませんか。全部をあなた一人で判断する必要はありません。 まずは立ち止まって、記事を読む際に確認する「3つのポイント」を使って落ち着きましょう。架空の記事を例に、一緒に確かめる手順を説明します。...
「治療中なのに誘ったら負担かな」「食事に行っても、食べられないものがあるかもしれない」。友達を思うほど、声をかけるのをためらうことがあります。 誘っても大丈夫です。ただ、会えるかどうかは、その日の体調や気持ちによって変わります。「会いたい」という気持ちを伝えながら、断ったり、予定を変えたりしやすい誘い方を考えてみましょう。...
がん治療が始まっても、これまで続けてきたヴィーガンの食習慣を大切にしたい。その希望は、診察や栄養相談で伝えて大丈夫です。 治療中は食欲や体調が変わり、普段どおりに食べられない日もあります。大切なのは「ヴィーガンをやめるか、続けるか」の二択ではなく、...
「肉はがんの餌になる」「がんになったら肉をやめた方がいい」と聞くことがあります。 しかし、肉を食べることで、すでにあるがんが直接大きくなったり、進行したりすると証明されているわけではありません。 赤肉や加工肉についてよく知られているのは、長期間にわたって多く食べることと、主に大腸がんの「発症リスク」との関係です。...




















