「治療中なのに誘ったら負担かな」「食事に行っても、食べられないものがあるかもしれない」。友達を思うほど、声をかけるのをためらうことがあります。
誘っても大丈夫です。ただ、会えるかどうかは、その日の体調や気持ちによって変わります。「会いたい」という気持ちを伝えながら、断ったり、予定を変えたりしやすい誘い方を考えてみましょう。
誘わないことが、いつも気遣いになるとは限らない
治療中でも、副作用が少なく、普段とあまり変わらず過ごせる人もいます。友達と会って話すことを楽しみにしているかもしれません。一方で、今は外出を控えたい人や、一人でゆっくり過ごしたい人もいます。
同じ人でも、その日の体調や気持ちによって、会いたいと思うときも、休みたいときもあります。友達の様子をこちらだけで決めつけず、まずは声をかけてみてよいでしょう。
たとえば、予定の内容を伝えながら、気軽に返事ができる誘い方があります。
「今度、近くでお茶しない? 会えたらうれしいけど、難しかったら気にせず言ってね」
「元気になったら誘うね」と先送りにするより、今どうしたいかを友達自身に選んでもらえます。返事を急がせず、断られても理由を聞き出さないようにしましょう。の相手に選んでもらえる言葉です。返事を急がせず、断られても理由を聞き出さないことが大切です。
食事に誘うなら、お店を決める前にひと言
治療中は、食欲や味・においの感じ方が変わることがあります。ただ、それを理由に「外食は無理だろう」と決める必要もありません。普段どおり食べられる人も、食事より会話を楽しみたい人もいます。
お店を予約する前に、選べる余地を残して聞いてみましょう。
「ランチかお茶でもどうかな。食事がしんどければ、お茶だけでもうれしいよ」
食べられるものを細かく尋ねるより、「お店は一緒に決めようか」と伝える方が気楽な場合もあります。相手が食事について希望を話してくれたら、その内容に合わせて考えれば十分です。
当日は、相手が少ししか食べなくても、「もっと食べた方がいいよ」と勧めなくて大丈夫。一緒に過ごすことを目的にした約束なら、食べる量を気にせずに済みます。
短時間や、予定を変えやすい場所も選べる
長時間の外出や移動が負担になりそうなら、近場でお茶を飲む、短い散歩をするなど、小さな予定から誘えます。「1時間くらい会えたらうれしい」と時間の目安を伝えるのも一案です。
ただし、相手のためを思って、こちらがすべて決める必要はありません。「近くで会うのと、オンラインで話すのと、今ならどちらが楽?」と選択肢を出す方法もあります。特別な配慮をたくさん並べるより、友達が自分の希望を言える余地を残しましょう。
予定が変わっても、気まずくしない
約束した日が近づいてから、体調が変わることもあります。キャンセルの連絡が来たら、まずは「連絡ありがとう。ゆっくり休んでね」で十分です。
「また都合のいいときに会おう」と伝えて、その日の話はそこで終えてもよいでしょう。関係が続いているなら、しばらくしてから別の機会に軽く声をかけることもできます。一度断られたことを、「もう誘われたくない」という意味だと決めつける必要はありません。
体調や治療上の注意は、本人の言葉を優先する
治療によっては、白血球が減っている時期など、人混みや体調の悪い人との接触に注意が必要な場合があります。自分に熱や風邪の症状があるときは、会う予定を延期しましょう。友達から外出や食事について注意を受けていると聞いたら、その内容を尊重してください。
一方で、治療中の人全員が外出や外食を避けなければならないわけではありません。相手の治療内容を詳しく聞き出して、こちらが安全かどうかを判定する必要もありません。
キャンエビのまとめ
- 治療中の友達を、遊びや食事に誘っても大丈夫です。行くかどうかは本人に任せましょう。
- 「会いたい」と伝えつつ、断りやすく、返事を急がせない誘い方ができます。
- 食事はお店を先に決めず、ランチ・お茶など、相手が選べる形にすると気楽です。
- 予定が変わったら、理由を聞き出さずに受け止めて大丈夫。後日また軽く誘うこともできます。
- 体調不良のときは会う予定を延期し、友達が伝えてくれた治療上の注意を尊重しましょう。








