ホーム / 治療を知る / 薬物療法・抗がん剤 / 抗がん剤点滴の後、疲れているのに眠れない。前投薬のステロイドが原因?

抗がん剤点滴の後、疲れているのに眠れない。前投薬のステロイドが原因?

抗がん剤点滴の後、疲れているのに眠れないのはなぜ?

点滴を終えて体は疲れているのに、その夜はなぜか目がさえる。「こんなに疲れたのに眠れないのはなぜ?」と思ったことはありませんか。

理由の一つとして考えられるのが、点滴前に使うステロイドです。例えば、パクリタキセルの点滴前には、薬への反応を防ぐためにデキサメタゾンを使うことがあります。

点滴前のステロイドと不眠を調べた研究はある?

あります。週1回のパクリタキセル治療で、点滴前にデキサメタゾンを点滴で投与した人たちを調べた研究です。毎回同じ量を使った群と、2回目以降に量を減らした群を比べると、量が多い群で不眠の記録がやや多く見られました。ただし、統計的には明確な差が出ていません。パクリタキセル前投薬の研究

つまり、点滴前のステロイドは眠れない理由として考えられますが、この研究だけで「その夜に眠れなかった原因はステロイド」とは言い切れません。治療の日の緊張や、痛み、吐き気、昼間に眠ったことなどが重なる場合もあります。

なお、ステロイドと不眠についての研究には、点滴後も数日間、飲み薬を使った人を調べたものもあります。そうした結果は、点滴前に投与した場合の不眠の起こりやすさとして、そのまま読むことはできません。

キャンエビのまとめ

  • 点滴前に使うデキサメタゾンは、点滴後に眠れない理由の一つとして考えられます。
  • パクリタキセルの前投薬を調べた研究では、量が多い群に不眠が多い傾向はありましたが、明確な差は確認されませんでした。
  • 毎回眠れずつらい場合は、前投薬が関係していそうか、担当医や薬剤師に伝えてみてください。薬の量は自己判断で変えないようにしましょう。

参考資料

  1. 週1回のパクリタキセル前投薬におけるデキサメタゾン減量の研究
  2. デキサメタゾンを含む制吐療法と含まない制吐療法の比較試験

広告

G-SHOCK ピンクリボン限定モデル 2026

乳がん啓発活動を応援する特別モデル

Category List