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治療用品、最初から全部そろえなくていい?

治療用品、最初から全部そろえなくていい?

告知を受けて治療が決まると、「入院にはこれが必要」「抗がん剤ならこれも」「脱毛するならウィッグも」と、急に買うものが増えたように感じることがあります。ネットで治療の準備について調べるほど、便利グッズやケア用品が次々と出てきて、「治療が始まる前に全部そろえた方がいいのかな」と焦ってしまうこともあります。

でも、実際に必要になるものは治療内容や副作用、普段の生活によってかなり違います。最初から全部買うのではなく、「治療前に必要なもの」「今は調べておくだけでいいもの」「必要になってから買えるもの」に分けて考えると整理しやすくなります。

まずは病院から指定されたものを確認する

最初に確認したいのは、入院や治療の日に病院から持ってくるよう言われているものです。パジャマやタオルなどは持参する病院もあれば、レンタルサービスを利用できるところもあります。新しく買う前に病院の案内と家にあるものを照らし合わせてみましょう。

手術後に使う下着やケア用品など、治療内容によって事前の準備が必要になるものもあります。入院や治療について説明を受けるときに、「治療が始まる前に用意しておくものはありますか」と確認しておくと、優先順位をつけやすくなります。

「あると便利」と「必要」は少し違う

治療について調べていると、保湿剤、口腔ケア用品、帽子、爪のケア用品、冷却グッズ、前開きの服、点滴の日に使うクッションなど、さまざまな「あると便利なもの」が紹介されています。

もちろん実際に役立つものもありますが、すべての人に必要になるわけではありません。肌や爪の変化、口内炎、手足のしびれなどの副作用は、使う薬や治療方法によっても違いますし、同じ治療を受けても出方には個人差があります。

治療が始まってからでもすぐ購入できるものなら、実際に困ったことが出てから選ぶ方法もあります。最初から「あらゆる副作用への対策グッズ」をそろえておく必要はありません。

ウィッグは「買う」より先に調べておく方法も

抗がん剤治療が始まると聞いて、最初にウィッグを思い浮かべる人もいるかもしれません。ただし、すべての抗がん剤で脱毛するわけではなく、脱毛の程度も薬によって異なります。

ウィッグを使う場合も、治療前に購入しておきたい人もいれば、帽子を中心に過ごす人、脱毛が始まってから選ぶ人もいます。すぐ購入するかどうかは別として、価格帯や試着できる場所、届くまでの日数などを先に調べておけば、必要になったときに動きやすくなります。

医療用ウィッグなどの購入費を助成している自治体もあります。対象となる用品や申請期限、購入時に必要な書類などは自治体によって異なるため、利用を考えている場合は購入前に確認しておくとよいでしょう。

専用品でなくても、家にあるものが使えることも

「治療用」「入院用」と書かれた商品を見ると専用品が必要に思えますが、普段使っているもので十分なこともあります。点滴の日の羽織りもの、飲み物を入れるボトル、イヤホン、スマートフォンの充電器、小さなバッグなどは、すでに家にあるものを使えるかもしれません。

服についても、点滴や診察を受けやすい形であれば、必ずしも「治療用」として販売されているものである必要はありません。まず手持ちのものを確認して、不便を感じてから買い足す方が無駄になりにくいでしょう。

一方で、治療前に確認しておきたいものもある

何でも「必要になってから」でよいわけではありません。病院から事前に準備するよう指定されたものや、手術直後から使うものなどは、治療前に用意することがあります。

頭皮冷却もその一つです。これは自宅で使う冷却グッズとは異なり、抗がん剤治療に合わせて医療機関で行われる方法です。希望する場合は、通院先で実施しているか、対象になる治療なのかなどを治療開始前に確認する必要があります。

弾性ストッキングや在宅で使用する医療機器などを説明された場合も、自分で似た商品を探すのではなく、病院から案内されたものや手配方法を確認します。

迷ったら「いつ必要?」で分けてみる

治療前の買い物リストが長くなってきたら、一つずつ「これはいつ使うものだろう?」と考えてみると整理しやすくなります。入院初日から必要なら先に準備する。脱毛や副作用が出たときに使うものなら、まず売っている場所や価格だけ調べておく。近所やネットですぐ買えるものなら、必要になってからでも間に合うかもしれません。

治療が始まる前は、ただでさえ決めることや調べることがたくさんあります。まだ使うか分からないものまで一度にそろえるより、「今必要」「調べておく」「必要になったら買う」と分けておくと、買い物も少しシンプルになります。

キャンエビのまとめ

「今必要」「調べておく」「必要になったら買う」の3つに分けると、治療前の買い物を整理しやすい。

まずは病院から指定された持ち物や、治療前に準備するよう言われたものを確認する。

ウィッグやケア用品などは、すぐ買わなくても価格や購入場所を調べておくと必要になったときに選びやすい。

副作用対策用品は、すべての人に必要になるわけではない。必要になってから買えるものも多い。

「治療用」の専用品でなくても、普段使っているもので代用できることがある。

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