がんだから一律に『海外旅行不可』とは限りません。現在の体調、治療内容、血液検査の結果、手術からの経過、旅行日程や行き先で判断が変わります。最初の旅行は、移動時間が短く、乗り継ぎが少なく、現地でゆっくり過ごせる日程にすると調整しやすくなります。...
悪い情報が多く見えても、それが患者全体の現実をそのまま表しているとは限りません。 この記事では、なぜネガティブな情報が目につきやすいかをわかりやすく示し、気持ちを整える受け止め方と今すぐ試せる対処法をお伝えします。疲れたら無理せず、できそうな方法だけ選んでかまいません。...
がんと診断されてから治療が始まるまでに時間が空くと、「このまま待っていて大丈夫だろうか」と不安になることがあります。 治療開始までの期間には、診断の確認、がんの広がりや性質を調べる検査、治療方針の検討、手術や入院の日程調整などが行われています。...
高齢者は抗がん剤を受けない方が長生きできるのか? — 年齢だけで決めてはいけない理由 年齢だけを理由に、抗がん剤を受けないほうが長生きできるとは言えません。治療によって生存期間の延長や症状の改善が期待できる人がいる一方、副作用や生活への負担が大きくなる人もいます。...
いいえ。画像で腫瘍が消えた(画像的完全奏効:radiologic CR)は治療がよく効いている重要なサインですが、これだけで『永続的な治癒(将来にわたり再発しないこと)』を断定することはできません。RECISTなどの基準は画像的完全奏効を定義しますが、...
一部を切り取った誤解です。抗がん剤はすべてのがんを必ず治すものではありませんが、がんの種類や進行度、治療の目的によっては、治癒、再発予防、進行抑制、生存期間の延長、症状の緩和などを目的に使われます。 したがって、「治癒できない場合がある」という事実だけから、...
見た目が元気そうでも、疲れや痛み、不安を抱えていることがあります。人と話したり笑ったりできても、その後に休息が必要だったり、人から見えないところでつらさを抱えていたりすることもあります。 「元気そうでよかった」と言われて、安心してもらえたことをうれしく思う一方、...
カレンダーを開くと、採血、診察、点滴の文字ばかり。そんな時期は、その隣に自分のための予定も少し書き加えてみませんか。 通院帰りに好きな飲み物を買う。新しいネイルカラーを試す。家でドラマをまとめて見る。遠出や特別なイベントでなくても、楽しみはつくれます。...
現時点で、コロナワクチンががんの発症や再発、進行を引き起こすことを示す確かな証拠はありません。 接種後にがんが見つかった人がいることや、接種した人に一部のがんが多く診断されたという観察研究があることは事実です。しかし、「接種した後に見つかったこと」と「接種が原因で発生したこと」は同じではありません。...
手術・薬物療法・放射線治療には、それぞれ異なる役割があります。どの治療が上というものではなく、がんの種類や広がり、性質、体の状態、治療の目的などに応じて選ばれます。 手術を行わず、放射線治療や薬物療法で治癒を目指す場合もあります。また、治療効果を高めたり、...
がんと分かっても、すぐに退職を決める必要があるとは限りません。治療の予定や体調、勤務先で利用できる制度を確認してから考えることができます。 一方、体調や仕事内容によっては、治療方針が決まる前でも、いったん仕事を休んだ方がよい場合があります。...
いいえ。糖質を完全にやめるだけでがんを縮小・消失させられるという主張は、現在の科学的根拠では支持されていません。 ワールブルグ効果やFDG‑PETの像が『がん=糖で育つ』という誤解を生みやすい一方で、がんの代謝は多様です。体は食事からの糖を減らしても糖新生などで血糖を一定程度保つため、...
セカンドオピニオンは、現在の診断や治療方針について主治医以外の医師から『意見を聞く』ための仕組みです。受けたこと自体で転院扱いになるわけではなく、相談後に元の病院で治療を続けることもできます。転院したいときは、別途その意...
告知後初めての診察では、病状について分かっていることや、今後の検査・治療について説明を受けることがあります。すべてを一度に理解したり、その場ですべてを決めたりできなくても問題ありません。 特に聞きたいことをいくつかメモし、お薬手帳や...
治療中は必ず医療用ウィッグでなければならないという決まりはありません。脱毛中でも、着け心地やサイズが合えば、ファッション用ウィッグや帽子を選ぶことができます。 医療用ウィッグには、脱毛した頭に着けることを想定し、内側の素材、サイズ調整、軽さなどに配慮した製品があります。...
日本でがんと診断される人が増えた主な原因を、食品添加物や農薬だとする十分な根拠はありません。がんの件数が増えている背景には、人口の高齢化が大きく影響しています。 国立がん研究センターも、罹患数・死亡数の増加の主な理由を高齢化と説明しています。年齢調整罹患率は、近年ではおおむね横ばいです。...
抗がん剤には、最初から回数や期間が決まっていて、予定どおりに治療を終えるものがあります。また、効果が見られている途中でも、副作用や体調を踏まえて一時的に休んだり、薬の量や組み合わせを調整したりすることがあります。こうした変更は、必ずしも治療の失敗を意味しません。...
はい。多くのがん患者さんは、治療や体調に合わせて短時間で負荷の低い運動(散歩や軽い筋トレ、ストレッチ、バランス訓練など)を段階的に始めることが可能で、がん関連疲労の軽減や体力・筋力の維持、睡眠や気分の改善といった利益が期待できます。...
転移があっても、手術が検討されることはあります。ただし、転移したがんでは、画像で確認できる病変以外にも小さながん細胞が存在する可能性があります。そのため、手術で一部の病変を取り除くより、全身に作用する薬物療法を中心に治療するほうが適している場合があります。...
がんになったからといって、砂糖を完全にやめる必要はありません。砂糖を断つことで、がんが縮小したり消失したりすると示した確かな臨床的根拠もありません。 一方で、甘い飲料や菓子を量に関係なく取ってよいという意味でもありません。...




















