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お腹がゆるい日、何を食べる? 治療中の食事の工夫

お腹がゆるい日、何を食べる? 治療中の食事の工夫

お腹がゆるい日は、まず水分をとることが大切です。下痢が続くと、水分だけでなくナトリウムやカリウムなどの電解質も失われます。食べられそうなら、胃腸に負担の少ないものを一度にたくさん食べず、少量ずつとっていきます。

まず何を飲むか:水分と電解質の取り方(具体例)

脱水を防ぐことは優先事項です。下痢が続くと、水分だけでなくナトリウムやカリウムなどの電解質も失われます。水や経口補水液、スポーツドリンク、スープ、みそ汁など、そのとき飲みやすいものからこまめに補給します。冷たい飲み物でお腹の調子が悪くなる場合は、常温に近いものを選びます。

飲み方の実用ポイント:一度に多量を飲むより、少量を回数多めに摂る方が吐き気や腹部不快感が出にくいことが多いです。冷たい飲み物で腹痛が増す場合は常温やぬるめを選んでください。

  • 経口補水液(ORS):重い脱水や頻回下痢があるときの選択肢(薬局で購入可能)。
  • スポーツドリンク:軽度〜中等度の補水に実用的。味が濃い場合は水で薄めると飲みやすい。
  • 麦茶・白湯:刺激が少なく飲みやすい。塩分補給を少し意識したい場合はスポーツドリンク等と組み合わせる。

何を食べるか:負担が少ない食品と具体例

今日の食事は『消化にやさしく、水分を含む』ものを中心に選ぶと負担が少ないです。食欲や味覚の変化は個人差が大きいので、無理に食べる必要はありませんが、取れるものがあれば少量ずつを意識してください。
乳製品は人によって合い方が分かれます。普段から乳製品でお腹を下しやすければ今回は控える方が安全です。

  • 主食(消化にやさしい):おかゆ(柔らかめ)、やわらかく煮たうどん、白ごはんを柔らかめに炊いたもの。
  • たんぱく質(負担が少ないもの):蒸し魚、茹でた鶏ささみ、豆腐(様子を見て)。
  • 野菜・果物: にんじんなどをやわらかく煮たもの、バナナ、加熱したりんごなど。生野菜、きのこ、海藻、筋の多い野菜など、食物繊維が多く腸への刺激になりやすいものは、症状が強い間は控えめにします。
  • 避けたほうがよい食品の具体例:脂っこい揚げ物、香辛料の強い料理、アルコール、カフェインや炭酸を多く含む飲料。

食べ方の工夫:量・回数・調理のヒント

同じ食べ物でも『どう食べるか』で負担が変わります。ここは今日すぐに試せる工夫を並べます。

  • 一度に大量に食べない:少量を数回に分けて食べる。空腹になったら小さな一口を口にする感覚で。
  • 温度に配慮する:冷たすぎ・熱すぎる食事は避け、食べやすいぬるめ〜温かい温度で。
  • 味付けは薄めに:塩を完全に抜く必要はありません。薄めの味付けで、必要な塩分は確保する。
  • 調理の簡単ヒント:素材を柔らかく煮る、余分な脂を取り除く(皮をはぐ、脂身を落とす)、揚げ物は避ける。

医療機関に連絡した方がいい場合

食事と水分の工夫で改善が見られない、あるいは次のような症状がある場合は速やかに医療機関と連絡してください。治療薬によっては早めの報告が必要なこともありますので、主治医の指示があればそれを優先してください。

  • 排便回数が非常に多く、脱水の兆候(めまい、著しいだるさ、尿量低下)があるとき
  • 38度以上の発熱、激しい腹痛、血便があるとき
  • 最近抗がん剤投与や点滴を受け、その薬で下痢の報告が重要とされている場合

症状が落ち着いた後の食事の戻し方

お腹の調子が戻ってきたら、食べられるものから少しずつ普段の食事に戻していきます。下痢の間に控えていた脂っこい料理や刺激の強いものも、体調を見ながら戻していけばよいでしょう。

  • 回復の例:おかゆ→やわらかい主食(うどん・やわらかご飯)→通常のご飯+淡いおかず→徐々に普段の献立へ
  • 再導入のポイント:一度に複数の新しい食品を戻さず、変化ごとに便の様子を確認する。

キャンエビのまとめ

  • 下痢が続くと水分だけでなく電解質も失われるため、水や経口補水液、スポーツドリンク、スープなどをこまめにとる。
  • 食事は消化にやさしく水分を含むものを少量ずつ回数多めに。おかゆ、やわらかいうどん、蒸し魚、バナナ、すりおろしりんごなどが実用的。
  • 脂っこいもの・刺激物・アルコール・炭酸やカフェインの多い飲料は避ける。乳製品は個人差があるので様子を見て控える。
  • 強い腹痛・発熱・血便や著しい脱水症状があれば速やかに医療機関に連絡を。

参考文献

  1. がんと食事(がん情報サービス|一般の方へ)(公的な患者向け情報)
  2. 下痢について(国立がん研究センター東病院)(医療機関の患者向け案内)
  3. がん患者さんのための『お助けごはん』 下痢編(az-oncology / 国立がん研究センター中央病院 管理栄養士監修)(医療者監修サイト、2025-09-01)
  4. がん治療と食事(がん研有明病院)(医療機関の患者向け案内、2025-06-01)
  5. 症状別の対策 — 下痢(医療情報ページ、製薬企業の患者向けまとめ)(医療者監修サイト、2026-01-01)
  6. 急性下痢症診療の手引き(要旨・水分補給に関する記載)(公的資料、2019-03-01)
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