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抗がん剤で眉毛・まつ毛が抜けたらどうする?描く・シール・アートメイクまで

抗がん剤で眉毛・まつ毛が抜けたらどうする?描く・シール・アートメイクまで

抗がん剤治療では、髪だけでなく眉毛やまつ毛が薄くなったり、抜けたりすることがあります。

髪の脱毛にはウィッグや帽子がありますが、意外と困るのが眉毛とまつ毛。「眉毛を描いたことがない」「全部なくなったらどこに描けばいい?」「男性はどうすればいい?」と戸惑う人もいると思います。

でも、方法はひとつではありません。普通のアイブロウで描く方法もあれば、眉毛シールを使う方法もあります。何もしないという選択ももちろんOKです。

眉毛は普通のアイブロウでも描ける

眉毛が薄くなった程度なら、普段使われているアイブロウペンシルやパウダーで足すだけでも印象は変わります。全部抜けてしまうと最初は「どこに描けばいいの?」となりますが、眉頭・眉山・眉尻の位置を少しずつ決めていけば大丈夫。最初から左右を完璧にそろえる必要はありません。
治療が始まる前なら、自分の眉毛の写真をスマホに残しておくのもひとつの方法です。あとから元の形を確認するときに役立ちます。

そしてこれは女性だけの話ではありません。男性でも眉毛がなくなると顔の印象が変わるため、気になる場合は少し描き足すだけでも元の印象に近づけることができます。

描くのが難しければ「眉毛シール」もある

「そもそも眉毛を描いたことがない」「毎朝左右をそろえるのが大変」という人には、眉毛シールという選択肢もあります。

眉毛の形が印刷されたシールを肌に転写したり貼ったりするタイプで、女性向けだけでなく、太めで直線的な形など男性でも使いやすいデザインがあります。

商品によって形、色、貼り方、持続時間などが違うので、いくつか試して自分の顔になじむものを探してみてもいいでしょう。

検索するときは「眉毛シール」「眉毛シール メンズ」「眉毛シール 男性」などでも見つけられます。

ただし、治療中は皮膚の状態が変わることがあります。赤みやかゆみなどが出たら無理に使い続けず、いったん使用をやめましょう。

まつ毛が抜けたらどうする?

まつ毛も抗がん剤治療によって薄くなったり、抜けたりすることがあります。見た目が気になる場合は、アイライナーやアイシャドーを使って目元の輪郭を補う方法があります。まつ毛そのものを再現しなくても、目の際にラインがあるだけで印象は変わります。

つけまつ毛を使う方法もありますが、まぶたの皮膚が敏感になっているときや、赤み・痛みがあるときには無理に使う必要はありません。

また、まつ毛には目にゴミなどが入るのを防ぐ役割もあります。まつ毛が少なくなって目がまぶしい、ゴミが入りやすいと感じるときには、メガネを使う方法もあります。

男性も「何もしない」か「少し補う」か選べる

男性の場合、「眉毛を描く」という発想自体がなかった人も多いかもしれません。でも、治療前と顔の印象をあまり変えたくなければ、アイブロウで少し描き足したり、男性向けの眉毛シールを使ったりする方法があります。

反対に、眉毛やまつ毛が抜けても特に気にならなければ、何もしなくてもかまいません。外見ケアは「治療前と同じ顔に戻さなければならない」というものではありません。仕事の日だけ眉毛を描く、人と会う日だけシールを使う、普段は何もしない―そんな使い分けでもOKです。

アートメイクという方法もある。でも治療中は要確認

眉毛を描く方法として、アートメイクを思い浮かべる人もいるでしょう。
アートメイクは、針を使って皮膚に色素を入れ、眉毛などを描く方法です。日本では医療行為にあたり、医療機関で行われます。

毎日眉毛を描かなくても形を保ちやすいというメリットがありますが、皮膚に針を刺す施術なので、抗がん剤治療中は特に注意が必要です。治療内容や時期によっては、感染や出血、皮膚の状態などを考えて施術を避けた方がよい場合があります。

「次の抗がん剤まで○日空いていれば大丈夫」といった一律の基準で判断せず、治療中に検討する場合は、主治医とアートメイクを行う医療機関の両方に確認しましょう。
治療開始前にアートメイクを検討している場合も、これから受ける治療について施術する医療機関に伝えておくと安心です。

アートメイクをしたらMRIは受けられない?

アートメイクをしているからといって、MRIが受けられなくなるわけではありません。ただし、色素によってはMRI検査中に施術部分に熱感や腫れなどが起きたり、画像に影響したりすることがまれに報告されています。

そのため、MRIを受けるときには「眉(またはアイライン)にアートメイクがあります」と検査スタッフに伝えましょう。必要なMRI検査を、アートメイクがあることを理由に自己判断で避ける必要はありません。

自分が気になるときだけ、補えばいい

眉毛やまつ毛が抜けると、「何とか元通りに見せなければ」と思うかもしれません。
でも、毎日きれいに眉毛を描く必要も、つけまつ毛をする必要もありません。描く。シールを使う。メガネをかける。アートメイクを検討する。何もしない。選択肢はいろいろあります。

外見ケアは、治療中に増える新しい宿題ではありません。 鏡を見たときや人と会うときに、自分が少し楽になる方法があれば、そのときだけ使えば十分です。

キャンエビのまとめ

  • 抗がん剤治療では、髪だけでなく眉毛やまつ毛が薄くなったり抜けたりすることがあります。
  • 眉毛は一般的なアイブロウで描き足すほか、眉毛シールを使う方法もあります。
  • 男性向けの眉毛シールなどもあり、メイク経験がなくても選択肢があります。
  • まつ毛が抜けた場合は、アイラインなどで目元を補ったり、メガネを使ったりする方法があります。
  • アートメイクは日本では医療行為です。抗がん剤治療中に検討する場合は、主治医と施術する医療機関に確認しましょう。
  • アートメイクをしていてもMRIが受けられなくなるわけではありませんが、検査前に必ず伝えましょう。
  • 何もしない、必要な日だけ補う、という選択でも大丈夫です。

眉毛やまつ毛がなくなったからといって、毎朝新しいケアを頑張らなくても大丈夫。自分が気になるところだけ、自分が楽になる方法で補ってみてください。

参考資料

  1. 国立がん研究センター がん情報サービス「アピアランスケア」
  2. 国立がん研究センター がん情報サービス「脱毛」
  3. 厚生労働省「美容所等におけるアートメイク施術について」
  4. FDA「Tattoos & Permanent Makeup: Fact Sheet」

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