抗がん剤で「髪が抜けるかもしれない」と聞いて、驚いたり、悲しくなったり、まだ考えたくないと思うのは当然のことです。
今すぐに髪の毛をどうするかや、ウィッグのことなど、焦って色々決めなくても大丈夫です。今は気持ちが追いつかなくても大丈夫。準備を考えられるようになったら、まず自分の治療での見通しを聞いてみましょう
まずは、主治医・看護師・薬剤師に『使う薬の名前と、どのくらい脱毛しやすいか、いつごろ始まるか、眉毛やまつ毛・体毛への影響があるか』を確認してみましょう。必要だと思ったら、帽子やウィッグなどを少しずつ検討できます。
なお、薬によっては髪があまり抜けない場合もあります。見通しを聞く前に、買い物やカットを急ぐ必要はありません
まずは、脱毛の見通しを聞いてみる
脱毛の仕方は、使う薬によって違います。次の診察や治療の説明のときに、気になることを主治医や看護師、薬剤師に聞いてみてください。全部を一度に聞かなくても大丈夫です。
- 「この薬では、髪はどのくらい抜けそうですか?」
- 「抜けるとしたら、いつごろからですか?」
- 「眉毛やまつ毛にも影響はありますか?」
薬の名前が分からなければ、説明書を見せてもらったり、メモしたりしておくと、あとで確認するときにも役立ちます。
帽子やウィッグは、必要になってから選べます
最初から高額な買い物をせず、家で気軽に試せるものから始めると心の負担が減ります。素材や着け心地がやさしいものを一つ選んで、まず家で触ってみるだけで気分が変わることがあります。
- 試しやすい順の例:柔らかい医療用キャップやコットン帽 → 普段使いの帽子やスカーフ → 安価なウィッグ(通販やドラッグストア品)
- 使う場面の例:通院や近所の買い物には普段の帽子、家では薄手の医療用キャップ、写真や人と会うときは安価なウィッグで様子を見る
- 購入・試着のヒント:ドラッグストアや通販などで手に入る。家で着け心地を数時間確かめ、返品や交換の条件も確認しておくと安心です。
髪をカットするかしばらく様子を見るか
髪を短くするか急いで切らないかは、生活スタイルや季節、本人の気持ちに合わせて選べます。どちらも一長一短があるので、自分にとって負担が少ない道を選ぶのがポイントです。
- 短めにする例:抜けたときに目立ちにくく、手入れが楽になる。写真撮影や人に会う予定がある時に先に整える選択もある。長い髪が抜けて絡むのが気になる場合は、短くする人もいる。
- 様子を見る例:まずは帽子やキャップで外出してみて、抜け方を見てから美容師と相談して切る。急いで刈る必要はありません。
- 段階的な案:最初は切らずに帽子で対応→抜け方を見てから短くする、など段階を踏むと心の準備が楽になります。
ウィッグ購入時に確認した方がいいこと
医療用ウィッグは使いやすい反面、費用や手入れの負担があります。ウィッグを使いたい場合は、価格にかかわらず、試着できるか、着け心地はどうかを確かめてから選ぶ方法があります。
購入時に確認する事
- 色味や質感
- フィット感や着脱のしやすさ
- 洗濯や手入れの方法
- 返品や交換が出来るかどうか
フィット感は特に重要です。サイズが合ってないと、ウィッグがずれないか、風に飛ばされないか、などを常に気にしながら外出しなければならなくなります。
キャンエビのまとめ
- 脱毛すると聞いてショックを受けても、今すぐ髪型やウィッグのことを決める必要はありません。
- まずは自分が使う薬で、髪がどのくらい抜けそうか、いつごろ始まりそうかを、主治医や看護師、薬剤師に聞いてみましょう。
- 髪を切るかどうか、帽子やウィッグを使うかどうかに決まった順番はありません。見通しを聞いてから、自分の気持ちや暮らしに合うものを選べます。
- ウィッグを選ぶ場合は、見た目だけでなく、着け心地や手入れのしやすさ、返品・交換の条件も確認しておくと安心です。





