診察は予定より押している。採血のあとは点滴が待っていて、そのあとに会計もある。気づけば、病院に着いてから何時間もたっていた。そんな日は、治療そのものより待つことで疲れてしまいますよね。
長い待ち時間は、自分では変えられません。でも、座りっぱなしにならない工夫や、気分転換できるものを用意しておくだけでも、過ごしやすくなることがあります。
同じ姿勢が続いたら、座り直したり、時々体を動かす
待合室で長く座っていると、同じ姿勢が続いて体がこわばってくることがあります。背もたれを使ったり、ときどき座り直したりして、自分が楽だと感じる姿勢を探します。腰まわりがつらい人は、たたんだ上着やタオルなどを腰の後ろに入れると楽になることもあります。
同じ姿勢が続いたら、肩を上げ下げしたり、足首を動かしたり、ときどき立って少し歩いたりするだけでも気分転換になります。
- 首:あごを軽く引いて、ゆっくり右へ傾けます。少し止まってから中央に戻し、左も同じように。力はぬいたままで。
- 肩:肩を耳に近づけるようにゆっくり上げ、後ろへ回して、ストンと落とします。何回かくり返すと、固まった感じがゆるみやすくなります。
- 足首:座ったままつま先を天井に向け、次に床へ向けて、ゆっくり動かします。足が重くなってきた頃に向いています。
点滴中など針が入っている間や、腕を動かせない時間は、無理に体を動かさなくて大丈夫です。足首や、反対側の肩だけを動かすなど、できる範囲にとどめます。ほぐすのは、動ける合間にしましょう。
待ち時間が長くなりそうなら、飲み物や軽食も
朝から診察、検査、点滴、会計まで続く日は、思った以上に長時間になることがあります。飲食の制限がない日なら、飲み慣れた飲み物や、普段食べ慣れている軽食を用意しておくと便利です。
検査や治療によって飲食について指示がある場合は、その指示を優先します。待合室で食べる場合は、においの強くないものを選んでおくと周囲にも配慮しやすくなります。
- 食べもの:小さめのバナナ、小分けのクラッカー、具入りのおにぎり
- 飲みもの:白湯、ぬるめのハーブティー、低脂肪で口あたりのやさしいヨーグルトドリンク。水分が気になる日は、スポーツドリンクを少しだけ
- 温度の工夫:断熱ボトルや保冷バッグがあると、温かさや冷たさが長持ちします
スマホで気分を切りかえる
退屈と疲れが重なると、時間が長く感じます。そんなときは、待ち時間には、呼び出されたときにすぐ中断できるものが向いています。だらだら見続けるより、ひと区切りごとに気分転換になります。
- 音:音楽、短い動画、マンガ、電子書籍、ゲーム、ポッドキャストなど。
- 読む・見る:短いエッセイ、マンガ、お気に入りの写真アルバム。長編は疲れる日もあるので、短めのものを選ぶと気楽です。
- ゲーム:操作が簡単なパズルや言葉遊び。ひとつ終わるたびに区切りがつくので、気持ちが切りかわります。
その日の朝、かばんに入れておきたいもの
待ち時間が長くなりそうな日は、いつもの通院バッグに少しだけ足しておくと便利です。全部そろえなくても、ひとつ入れておくだけで違います。
- 充電器やモバイルバッテリー:スマホの残り時間が気になると、それだけで落ち着きません。
- 薄手のブランケットやショール:待合室の冷えや暑さの調整に。
- 薄いクッション:腰当てとして使えます。
- 脱ぎ着しやすい上着:移動や検査の着替えが楽になります。
- 同行者がいるなら待ち合わせの場所や時間の目安を伝えておくと、気が楽です。
キャンエビのまとめ
- 長く座る日は、ときどき姿勢を変えたり体を動かしたりする
- 飲食の制限がなければ、飲み物や食べ慣れた軽食を用意しておくと便利
- 待ち時間には、呼び出されたらすぐ中断できる暇つぶしが使いやすい
- 羽織れるものやモバイルバッテリーなど、長時間になったときに役立つものを通院バッグに
- 待ち時間をなくすのは難しくても、少し過ごしやすくする準備はできる








